候補地としての妥当性の検証

 平成16年度に選定された31の候補地は、候補地選定基準を用いて候補地エリアを抽出した後、これを市町村に照会し選定したものです。
 また、埋立容量(50万m3)の確保の考え方は、1/25,000の地形図を用いた精度(堰堤高30m以下で面積7.5ha以上)で行い確認しています。
 そこで、平成17年度には、まず31の候補地を対象に1/2,500~1/5,000地形図を用いて施設の配置を概略構想図として作成し、これまで検討してきた候補地選定基準との整合性の有無、及び、埋立地以外の施設の配置を行った状態で埋立容量が確保できるのか等の検討を行い、候補地としての妥当性を検証しました。

評価手順

 候補地周辺の地形図を使用して概略構想図を作成しました。
 概略構想図作成の手順は次のとおりです。

50万m3の埋立容量を確保した埋立地の配置

  • 計画埋立形状の基準
    • 埋立地内法面勾配 : 1:2.0
    • 貯留構造物からの保安距離 : 20.0m以上
    • 小段幅 : 5.0m
    • 法面高さ : 5.0m×3段~10段
  • 貯留構造物
    • 埋立地規模と山間埋立であることを勘案して高さ15m以下を想定する。
    • 構造形式は原則として土堰堤とするが、用地が狭窄な場合は重力式コンクリ-ト擁壁とする。


浸出水処理施設等(浸出水処理設備、浸出水調整池)の配置

 埋立地の廃棄物層から出る浸出水を処理する浸出水処理設備、浸出水の水量や水質を調整する浸出水調整池を配置しました。
 浸出水処理設備処理量(m3/日)と浸出水調整池容量(m3)は、“廃棄物最終処分場整備の計画・設計要領”に従って、各候補地の降水量を設定し算出しました。
 降水量は地域によって降水量の格差が大きいため、和歌山県が定めた降雨強度区域図により代表する気象観測所 (白浜、潮岬、栗栖川、本宮) 降水量を用いました。
設定浸出水処理設備の建築面積は類似施設より設定しました。
 浸出水調整池の面積は、調整池容量を有効水深(標準5m)で徐して設定しました。
( ※ 管理棟用地はここに含まれる )

雨水調整池の配置

 造成に伴う雨水流出量の増加に対応し、雨水流出量の増加を抑制するために流量調整を行う雨水調整池を配置します。
 雨水調整池の規模は、施設の整備に伴い増加する雨水流出量を貯留する容量としました。
 雨水調整池の面積は自然地形を利用するとして調整池容量を有効水深(標準5m)で徐して設定しました。ただし、下流に海が近く流量調整が必要ない場合は配置していません。

搬入道路の配置

 国・県道から最終処分場までの搬入道路を、道路構造令(3種4級道路)基準により配置しました。

評価基準

  • 候補地選定基準との整合性が確保できない。  ・・・・・・・・・・・・・・×
  • 埋立容量の確保ができない等により妥当でない。  ・・・・・・・・・・・×
  • 候補地選定基準との整合性及び埋立容量が確保できる。 ・・・・・・-

評価

 31の候補地のうち、21-5、22-1、23-1、23-2、23-3,28-1、44-2.42-3の8候補地は、候補地としての妥当性が確保できないと考えられます。
 以上のように、概略構想図による候補地としての妥当性の検証の結果、23の候補地が妥当であることが明らかになりました。
 以下マップをクリックすると拡大表示します。

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